窓を壁にするリフォーム。塞ぐ&埋める方法と、かかる費用は?
意外にも、需要が少なくないリフォームとしてあげられるのが「窓を壁にする」リフォーム。断熱や防音の性能を高めたい、プライバシー対策をしたい、また耐震性能を高めたい、好みのインテリア配置にしたいなど、様々な動機があります。
今回は、そんな「窓を壁にする」リフォームにフォーカス。窓を塞ぐor埋める方法と、それぞれの費用感について紹介してきます。
窓を壁にする方法①パネルをはめころしにする
まずは、D I Yで簡易的にできるやり方。窓枠のサイズに合わせてパネルを購入し、窓部分にはめ込む方法です。後付け感が強く美観は損ねてしまう可能性はありますが、外からの視線が気になる場合などはこの方法でもしっかり対策できます。パネルの費用のみなので、数千円程度で収まるのもポイント。
窓を壁にする方法②板壁にする(内装のみ塞ぐ)
窓を完全に塞ぎたい、埋めたいという場合は、内装・外壁ともに施工する必要があります。ただ、その場合は費用が高くつくため、リフォームの動機によっては内装のみ板壁にして塞ぐという選択肢もあります。
窓は残したままで、窓枠を削り、下地になる板・石膏ボードを取り付けた上で、既存の壁紙と同じものを貼り付ける方法です。
費用は窓枠のサイズ等によっても左右されますが、5〜10万円程度が相場と言えるでしょう。
ただし、窓のあったところだけに新しい壁紙を貼ってしまうと、どうしても周囲の壁紙と色味などの差異が生じてしまい、やや不自然に見えてしまうことが多くあります。
より綺麗に見せるには、壁一面、あるいは部屋全体の壁紙を変える必要があるため、費用感は上がってしまうことを留意しておきましょう。
また、外から見たときに窓が残ったままになってしまうため、美観を損ねないための対策も必要となります。
窓を壁にする方法③窓枠ごと取り払う(外壁・内装ともに塞ぐ)
窓枠を取り払い、完全に防ぎたい場合は、やはり外壁・内装ともに施工しなければなりません。費用はこちらも幅が大きいですが、10〜30万円程度が相場と言えます。
内容としては②の内装工事に加え、サッシを撤去し、ボードや合板で開口部を防ぎます。その後、「モルタル塗装」や「サイディング」と呼ばれる仕上げの処理を行い、窓を壁へと変貌させます。
注意点として、これらの施工以外にも追加費用がかかる可能性があります。例えば、2階以上であれば足場を組む必要があり、それだけで10万円以上かかってしまうのが相場です。
比較的高額なリフォームになるので、本当に塞ぐ必要があるのかどうかも含め、よく検討するとよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。意外と需要の多い「窓を壁にするリフォーム」。完全に窓枠を撤去し埋める(塞ぐ)方法もありますが、視線や光、耐熱性が気になる場合などはD I Yのパネルはめ込みで簡単に解決させる方法もあるので、ぜひ目的に合わせたやり方を検討してみてください。