伝統的な日本家屋で使われてきた、砂壁。調湿性や防火性に優れているなどのメリットがありますが、砂がボロボロと落ちてきてしまうのはやはりストレスを感じてしまう方も多いことでしょう。
今回は、そんな砂壁をどうにかしたい！という方におすすめのリフォーム方法とその費用について紹介していきます。

砂壁を「どうにかする」選択肢は？

では、具体的に砂壁をどうにかするリフォーム方法はどのようなものがあるのでしょうか。
まず一つは、同じ材料での塗り直し。費用は６畳ほどの和室であれば、6万円〜10万円ほどが相場になります。漆喰や珪藻土など、より調湿性に優れており、雰囲気も変わる素材もあり、これらは同じ条件であれば12万円〜20万円ほどが費用相場になります。
ただこれらは、当面は美観を保てるとはいえ、ボロボロ落ちるなどのデメリットを解消できるものではありません。

砂壁からおさらばしたい！という方におすすめなのは、クロスへの張り替えです。デザインのバリエーションも非常に幅広いので、和室の景観を保つ素材を選ぶこともできますし、雰囲気を変えて和モダンな空間に変える素材もあり、部屋やお好みに合わせて楽しむこともできます。
費用相場としては、同じ6畳ほどの和室で10万〜15万円ほどとなります。

また費用を抑えたい場合は、ペンキを塗り砂が落ちるのを防ぐ、という方法もあります。
６畳の和室であれば、リフォーム業者に依頼しても5万〜8万円ほど。DIYでも比較的塗りやすいですが、砂壁の状態がよくないとキレイに仕上がりづらいので、あくまで費用を抑えたい場合であればおすすめです。

古い砂壁を放置するとどうなる？

古い砂壁は、なるべく早く「どうにかする」必要があります。放置しておくと砂がボロボロと落ちて掃除が大変に・・・というだけではありません。湿気や臭いを吸収する性質上、長年使っていると異臭がしたり、カビや害虫の発生につながることも。
塗り直しやクロスへの張り替えなど、ぜひ検討してみましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。砂壁を「どうにかしたい」と悩んでいる方だと、おそらくクロスの張り替えがもっとも確実に解決してくれる方法かと思います。
バリエーションの豊富さも魅力で、デザインをお好みで選ぶこともできますし、防音性や防臭性など、機能面に優れた素材も多く販売されています。
お住まいの砂壁にお悩みの方は、ぜひ検討してみてください。