和室とリビングを一体化したい!空間デザインのポイントや費用相場について
広々としたリビングを求めて、隣接するリビングと和室を一体化したい、というのは近年人気なリフォームの一つです。
この記事では、和室とリビングを一体化するリフォームについて、2つのパターンを解説。和のテイストを残しつつ広々としたリビング空間を作る方法と、洋室に統一してスッキリとしたLDKにする方法をご紹介します。
一体化リフォームのパターンとは?
和室とリビングを一体化する方法には、大きく2つのパターンがあります。
- 和室を残して一体化する
畳などの和室らしい内装は残したまま、間仕切りを撤去することで一体化する方法です。部分的に内装もリフォームし、和モダンな空間にするのも人気です。 - 洋室に統一する
畳や欄間などの和の要素を取り払い、洋室に統一するリフォームです。開放感のあるLDKにすることができます。
和室を残して一体化する場合の、メリットと費用相場
畳が敷かれた和室では、暑い夏でも心地よい、冬にはコタツを置けるなどのメリットはきっと感じられていることでしょう。
また、やわらかい畳は小さい子どもも安心で、子育ての面でもメリットがありますね。
そんなメリットを残したまま、広々とした空間にできるのが和室を残すパターンの魅力と言えるでしょう。
また、間仕切りを撤去するだけではなく、壁紙をリビングと統一する、障子を格子に変えるなど、内装も一部変えることで、統一性のある和モダンな空間にすることもできます。
リビングの空間に和の要素がアクセントとして加わり、おしゃれな印象に一新してくれるのです。
費用は施工の内容にもよりますが、比較的抑えることができるのもポイントです。間仕切りの撤去のみであれば、5万〜10万円程度が相場。クロスを張り替える場合は、6畳程度の和室の場合3万〜5万円程度が加わります。
そのほか、天井のテイストを合わせる、押し入れをクローゼットに変えるなどさまざまな「和モダン化」の方法があるので、費用面も含めてリフォーム業者に相談しながら進めるようにしましょう。
洋室に統一して広々LDKにする場合の、メリットと費用相場
洋室に統一する場合のメリットとして、まず間取りの自由度が挙げられます。テイストも統一しての再構築となるため、ダイニングテーブルやテレビなどの配置、隣接するキッチンのタイプを合わせて変えてもよいでしょう。
また、畳や砂壁がなくなり、メンテナンスの手間を最小限に抑えられること、床暖房などの設備を入れられることも魅力です。
ただし、床や天井、クローゼットなど施工する箇所が多い分、費用も上がります。間仕切りの撤去やクロスの張り替えなども合わせて、50万〜100万円ほどが相場と言えるでしょう。
まとめ
和室とリビングを一体化するリフォームは、自宅の空間をより広く使いたい方におすすめです。
和室を残したまま一体化する方法と、洋室に変更して一体化する方法とで、機能面、空間デザイン、費用面いずれも大きく変わるので、家族構成や生活スタイル、ご予算も踏まえてぜひ検討してみてください。