サイディングの外壁に塗り替えは必要?費用や時期について解説

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近年建てられる住宅の外壁において、70%を占めると言われているサイディング。外壁と言えば定期的な塗り替えが必要ですが、サイディングは塗り替えが不要、という話を噂にし真相を調べている、という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな、サイディングの塗り替えについて紹介していきます。

「サイディングの外壁に塗り替えは不要」はウソ!

まず結論から言うと、サイディングの外壁も塗り替えは必要です。耐用年数が20〜40年と言われるサイディングですが、外壁は紫外線や雨風の影響を受けて劣化します。ひび割れや塗膜の剥がれなどが発生するため、定期的に補修することが重要なのです。

サイディング外壁の塗り替え時期

では、サイディングの外壁の適切な塗り替え時期はいつごろなのでしょうか。使われている塗料によっても幅がありますが、目安としては10年周期と考えておくとよいでしょう。塗料での違いとしては、アクリル系の場合やや短くなり8年ほど、フッ素系であれば耐用年数が高いため20年ほどの周期でよい場合もあります。
ただし、これらはあくまで目安。住宅環境等により、劣化が早く進んでしまうこともあります。実際のサイディングを確認し、「塗り替えのサイン」を見逃さないことも大切です。
例えば、チョーキング現象と呼ばれる、壁を触ると白っぽい粉がつく現象がある。外壁や目地にひび割れが発生している。塗装が剥がれている。これらはサイディングの劣化を示しており、塗り替えのサインと言えます。目安よりも短い年数であったとしても、こうした症状がある場合は塗り替えが勧められます。

サイディング外壁の塗り替えにかかる費用

では、サイディングの外壁の塗り替えに必要な費用はどの程度なのでしょうか。外壁の面積にもよりますが、全体的な相場で言えば60〜200万円程度が塗り替えの費用感と言えます。
1平方メートルあたりで言えば1,800円〜5,500円程度が相場で、使用する塗料によって幅があります。ウレタンなど耐用年数の短い塗料であれば比較的安くなりますが、フッ素系など耐用年数の長い塗料の場合、その分費用も上がります。

また、目地にひび割れが発生しており補修が必要な場合などは、その分の費用も必要となります。既存の目地を剥がして貼り直す場合は15〜20万円ほど、既存の目地の上から貼りつける場合は少し抑えることができ、12〜17万円ほどが相場となります。

まとめ

いかがだったでしょうか。サイディングの外壁は塗り替えが不要、などという話を新築時に聞いた方もいるかもしれませんが、サイディングでも塗り替えは当然必須となります。 雨漏りなどを防ぎ、家全体の耐用年数を上げるためにも必ず定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

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