【スムーズな移動を叶える】室内ドアの設置で動線改善!リフォームの費用と注意点
リビングと寝室を行き来するのが手間。バスルームへのアクセスが良くない・・・。部屋同士は近いのに、こんな生活動線の悩みを抱えてはいませんか?隣接する部屋が壁で仕切られているなら、室内ドアの設置で解決するかもしれません。
壁にドアを設置することはできる?
しかしそもそも、壁にドアを設置することはできるのでしょうか?当然、ドアを設置するにはそのスペース分の壁を取り壊さなければならないのですが、建物の構造上、壁を取り除くと耐震性が低下してしまうため、施工できないケースがあります。
また、壁には電気配線が通っている場合があります。その場合、施工自体は可能なものの、配線工事費などの追加費用がかかってしまいます。 まずは専門家に依頼し、建物の構造を確認するのがおすすめです。
室内ドア設置の費用はどれくらい?
壁を一部取り壊し、室内ドアを設置するリフォーム。お住まいの生活動線を大きく改善できる施工ですが、リフォームとしては比較的リーズナブルです。
ドアの種類や施工範囲によっても異なりますが、おおよそ20万円〜40万円程度が一般的と言えるでしょう。
内訳としては主に以下の通りです。
・壁の撤去、解体
・ドア本体の代金
・取り付け工事費
・壁の開口部補修費
・廃材処理費
・諸経費(職人の手間賃や交通費など)
この内訳は、リフォーム会社によって異なるため、見積もりを比較検討するのがおすすめです。
ドアの選び方について
室内ドアには、主に開き戸・折れ戸・引き戸の3種類があります。それぞれの特徴を踏まえて、適切なタイプを選ぶのがおすすめです。
開き戸
室内ドアとしてオーソドックスなタイプが、開き戸です。価格が手頃で、気密性が高いのが特徴ですが、開くスペースが必要です。ドア本体の費用としては、4万円~6万円程度が一般的です。
折れ戸
扉が折れて開く分、開き戸よりも狭いスペースでも設置が可能。ただし開いたときに扉が出っ張る形となるため、通行がしづらいのがデメリットと言えるでしょう。ドア本体の費用は、5万円~7万円程度です。
引き戸
通行スペースを確保しやすく、静かな開閉音が特徴。近年はその利便性やバリアフリーの観点から、主流になってきているタイプです。価格は他と比較してやや高めで、ドア本体の費用は6万円~8万円程度が相場です。
施工事例
費用:55万円(クロスの張り替え費用含む)
こちらは、実際に壁の一部を撤去し、引き戸タイプの室内ドアを設置したリフォーム事例。
もともとは和室と寝室が隣接していながら、直接行き来することができませんでした。リフォームによって動線がスムーズになり、移動がラクになっただけでなく、リビングから寝室の様子がわかるようになりました。
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まとめ
今回紹介したドア設置リフォームは、生活動線を改善し、快適な空間を実現する方法の一つです。間取りを最適化することで、より快適な生活を送ることができます。生活動線にお悩みの方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。