洗面台はキッチンやバスルーム、トイレよりもリフォームの優先順位が低くなりやすい箇所。ほかの箇所と合わせてリフォームしたり、あるいは蛇口の交換や水漏れ修理が必要となったタイミングで“どうせなら”と丸ごとリフォームする、というような動機も多いことかと思います。
ゆえに、「こんな機能が欲しい」「こんなタイプにしたい」というニーズが曖昧な方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、洗面台のリフォームにかかる費用の相場と、価格帯ごとの可能なリフォーム内容について紹介していきます。

費用相場と、費用を左右するポイントについて

まず、洗面台のリフォームは本体のグレードによって大きく相場が変わります。グレードの低いものであれば10万円前後で購入することができますし、こだわるのであれば50万円以上の商品もあります。
では、何が費用を左右するのでしょうか。トイレやバスルームの場合は、費用によって機能面でさまざまな違いをもたらしますが、洗面台は比較的シンプル。「全体のサイズ」「洗面ボウルの材質」が、費用を左右する主なポイントになるのです。
とはいえ、特にサイズについては使い勝手を大きく変える要素になります。収納が増えれば、化粧品類や掃除道具などの置き場所に困ることもなくなりますし、鏡が広ければ毎日の化粧や髭剃りも快適に。また、洗面所のスペースによって適したサイズも異なるので、現在の生活と照らし合わせて最適なグレードの商品を選びましょう。

なお収納については洗面台本体ではなく、オプションとしてキャビネットや棚を設置する手段もあります。鏡は小さくてよいけれど収納を増やしたい、などの希望がある場合は、この形の方がより理想に近い洗面台とすることができるかもしれません。キャビネットは2〜3万円、棚は6〜8万円が一般的な費用相場です。

価格帯ごとの可能な施工内容は？

価格帯による本体のグレードの違いとして、代表的なものは以下になります。
もちろん、これらに当てはまらないものもありますが、おおよその参考となるのではないでしょうか。

◯ 〜10万円
・幅は75センチ以下
・洗面ボウルは陶器製
・お湯と水のハンドルが分かれている
・一面鏡

◯ 〜15万円
・幅は75センチ以下
・洗面ボウルは陶器製
・シャワー水栓付き
・一面鏡もしくは三面鏡

◯ 15〜20万円
・幅は60〜90センチほど
・洗面ボウルは陶器製
・シャワー水栓付き
・二面鏡もしくは三面鏡
・引き出し式の収納付き
・洗面台ボウルは四角形のものが多く、つけ置き洗いもしやすい

◯ 20万円〜
・幅は1mを超えるものも
・人工大理石の洗面ボウルも
・洗面ボウルを２つ並べるという方法もある
・三面鏡、広い収納スペースなど、機能面もさまざまな選択肢がある

まとめ

いかがだったでしょうか。水栓の利便性、収納や鏡の大きさも踏まえて、基本的には15万円程度の費用があれば使い勝手の良い洗面空間は確保することができるでしょう。
より高級感を求めていたり、デザインにもこだわりたい！という場合は幅があるので、まずはリフォーム業者に相談の上、希望を伝えて正確な見積もりをもらうのがおすすめです。
ぜひこの記事も参考に、生活やスペースに合った最適な洗面台を探してみてください。