お風呂の床だけリフォームしたい!床材の種類・費用相場は?
浴室の床は、古いタイプを使っていると冷たかったり滑りやすいなど、快適でないだけでなく危険な場合も少なくありません。
浴室をフルリフォームするのは費用面で難しくても、床のみのリフォームで安価に抑えて改善するのも手段の1つです。
そこで今回は、お風呂の床をリフォームする際の床材選びとその費用相場について紹介していきます。
床材の種類と選ぶときのポイント
まず、浴室に使われる床材にはどんな種類があるのでしょうか? 代表的なものを紹介していきます。
樹脂床材
近年の浴室で、最も一般的になっているのが樹脂床材。耐湿・耐水性に優れており、掃除もしやすいので最も利便性の高い床材と言えるでしょう。滑り止め加工の施されたタイプも多いので、危険性も少ない床材です。デメリットは少ないですが、他の床材と比べ汚れやすい点が挙げられます。
タイル床材
古くから使われているタイル床材。防水性・耐久性が高いため長いあいだ主流となっていましたが、冷たい、滑りやすい、カビがつきやすいなどネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
最近は滑り止め加工が施されたものなど、デメリットを払拭する性能を持ったタイプも登場してきており、デザイン性が豊富なこともあり見直されつつあります。
デメリットとしては、樹脂製と比較して高価になる点が挙げられます。
木製床材
和の雰囲気を出したい場合や、木の香りを楽しみたい方には木製の床材という選択肢も。滑りにくく、安全性も高い床材です。
ただデメリットも多く、コストがかかることや、また木はやはり水に弱いので、使っているうちに腐ってしまったり、ぬめりが出てきてしまうことなどが挙げられます。
ただこちらも、防水や防カビ加工の施されたタイプがあります。木製の床材を選ぶのであれば、そのようなデメリットをカバーする性能を持った製品を選ぶと良いでしょう。
お風呂の床だけリフォームする場合の費用相場
お風呂の床だけをリフォームする場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
まず、方法は大きく分けて2種類。床材を張り替える方法と、現在の床材の上に浴室床シートを貼り付ける方法で、後者の方が費用を抑えられるため、主流となっています。
具体的な費用としては、張り替える場合は10〜40万円。床シートを貼り付ける場合は4〜10万円ほどに抑えることができますが、現在の床材がひび割れしているなど補修が必要な場合、追加で3〜6万円ほどかかります。また、どちらの方法も床材の種類によって変動するので、ご予算と性能面を照らし合わせて選ぶようにしましょう。
浴室の床はDIYでもリフォームできる?
より安価に済ませたい場合は、DIYで工賃を浮かせるという手も。浴室床シートは2万円ほどで購入できるため、大幅な節約になります。
ただ、浴室の床は隙間ができないよう丁寧に施工する必要がありますので、上級者向けのDIYと言えます。失敗してしまい結局リフォーム業者に依頼・・・となると必要以上の費用がかかってしまいますので、自信がない方は無理に実施しないほうがよいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。お風呂をフルリフォームする場合、100万円以上かかることも少なくありませんが、床材のみであれば大幅に費用を抑えることができ、10万円を切ることも少なくありません。
現在の床材に不満や不安を感じている方は、ぜひ床のリフォームを検討してみてください。