キッチンの収納が足りない!というあなたに。収納スペースを増やすリフォームの方法・費用相場まとめ
キッチンに関するお悩みとして、「収納スペースが足りない!」と嘆いている方は多いのではないでしょうか。近年は高性能な調理器具や保存の効く食品が増え便利になった反面、段々とモノが増えていき既存の収納スペースで収まらなくなってしまうケースが多くなっているようです。事実、ある企業がキッチンに関する悩みについてアンケートをとったところ、実に半数以上の方が収納に不満を感じている、という結果になったそう。
今回は、そんなキッチンにおける収納のお悩みを抜本的に解決するリフォームのご紹介。その方法や費用相場、ポイントまで一挙紹介します。
キッチンの収納スペースを増やすリフォームの方法と費用相場は?
まず、キッチンの収納スペースを増やすリフォームにはどのような方法があるのでしょうか。
代表的なものを、費用相場と合わせて紹介していきます。
吊り戸棚
台所の収納として、やはり代表的なのは吊り戸棚。天井付近の高い位置に取り付ける収納スペースで、近年の住宅であれば既に設置されていることが多いでしょう。
空きスペースを有効活用できるので、収納の後付けリフォームでは人気の方法です。
費用相場としては、およそ10〜20万円ほど。本体を購入すればDIYで取り付けることもできるので、収納リフォームの中では比較的安価に抑えられるのもポイントです。
注意点としては、まず取り付け位置。頭がぶつかってしまうほど低いと普段の調理を妨げてしまいますし、高すぎても出し入れしづらくなってしまいます。
また、高い位置に取り付けるだけに重量制限もあります。目安としては10キロほどですが、選ぶ戸棚によっても異なるので購入前に一度確認するようにしましょう。
背面収納
電子レンジや炊飯器などの調理器具のように比較的スペースをとる収納が必要な場合は、背面収納を造作するのも方法の1つです。ただし、奥行きも大きくなるため、キッチンの背面に十分なスペースがあることが施工の条件と言えるでしょう。
注意点として、扉を開閉するスペースも十分に設けておかないとキッチン内で動きづらくなってしまいます。スペースが足りない場合は、引き戸タイプの扉にするなどの対策をとるようにしましょう。
こちらの背面収納、費用としては本体価格・設置費用を合わせて20~50万円ほどが相場です。
床下収納
天井にも背面にもスペースがない!という方におすすめなのが、床下収納。食器や大型の調理器具はもちろん、直射日光の当たらない涼しいスペースとなるので、保存食品や調味料の保管にも適しています。
メリットとしては、なによりも既存のキッチンが狭くならず、また見た目も変わらないこと。
費用も比較的安価で、工事費用と合わせて10万円程度で施工することができます。
収納をもっと便利に!リフォーム時に抑えておきたいポイント
キッチン収納をより便利にするには、ただ収納スペースを増やすだけでなく「使い方」を考慮した設計が重要になります。ここからは、リフォーム時に抑えておきたいポイントを紹介していきます。
調理器具は取り出しやすく
電子レンジやトースター、ミキサーやホームベーカリー、ホットプレートなど、ご家庭には多くの調理器具があることでしょう。
これらの使用頻度は、「取り出しやすさ」に比例すると言われています。実際に思い返してみると、使われていない器具は出し入れしづらい場所に置かれているな、と感じる方も多いのではないでしょうか?
高い位置、低い位置に置かれている器具は使いづらくなるもの。収納スペースを設置する際は、調理器具を目の高さから腰の位置あたりまでに設置できるような設計が望ましいと言えます。
コンセントの増設も選択肢に
収納が増えると、調理器具の配置が変わったり、また使われる器具も多くなる傾向にあります。コンセントが足りなくなったり、タコ足をいくつも使用することになり見た目がすっきりしない、なんて問題も発生しがち。より使い勝手のよいキッチンにするには、器具の配置に合わせたコンセントの増設も視野に入れると良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?実はさまざまな選択肢があるキッチンの収納リフォーム。キッチンのスペースや課題、ご予算に合わせて、最適な方法を選ぶようにしましょう。