マンションの断熱リフォームは本当に効果がある?費用・工事内容・暮らしの変化
マンションに住んでいる方の多くが、 「夏になると部屋がとにかく暑い」 「冬の朝、窓際がびっくりするほど冷たい」 そんな悩みを抱えています。
では、マンションの断熱リフォームをすると、暮らしはどう変わるのでしょうか。 実はマンションは、戸建てとは違った“断熱の弱点”があり、改善すると体感の変化がはっきり出やすい住まいです。
今日は、マンションの断熱リフォームについて、費用・工事範囲・暮らしの変化を、できるだけ丁寧にお伝えしていきます。
マンションの断熱は「弱点を補う工事」
マンションは、鉄筋コンクリート造(RC造)が多く、外壁は厚くつくられています。そのため、構造自体にある程度の断熱性があります。
ところが、
「窓」
「最上階の天井」
「北側の壁」
このあたりは熱の影響を強く受けるため、暑さ・寒さの原因になりやすい場所です。
マンションの断熱リフォームは、この“弱点”をしっかり補う工事だと考えていただくとわかりやすいかもしれません。
マンション断熱の費用はどう決まる?
マンションの断熱リフォームの費用は、次の要素で決まります。
・窓のサイズと数
・壁に断熱材を追加する範囲
・床下や天井裏の施工が可能か
・部屋の広さ
・仕上げ工事(クロス・巾木など)の有無
マンションは構造上、触れられる場所に制限があるため、費用も「できる範囲」ごとに変わってきます。
一般的には、内窓の設置で1ヶ所5〜10万円ほど。
壁断熱を行う場合は、部屋の大きさにもよりますが20〜80万円ほど。
工事をどこまで行うかによって、金額が変わるという仕組みです。
窓の断熱(内窓・窓交換)
マンションで最も効果が出やすい断熱が「窓」です。
窓は外気の影響を最も受ける場所であり、結露の原因にもなります。
ただし、マンションの場合「窓交換」は管理規約で禁止されていることがあります。
このため、多くのマンションでは「内窓」が採用されます。
●内窓の工事内容
・既存の窓枠の内側に、新しい樹脂枠を取り付ける
・気密材を調整
・ガラスをセットし、すき間を調整して完了
1〜2時間ほどで完了する工事で、部屋の空気が一気に変わります。
●暮らしはどう変わる?
窓辺で感じていた冷気がなくなり、朝の結露が大きく減ります。
音も静かになり、マンションとは思えないほど落ち着いた室内環境になります。
壁の断熱(内壁断熱)
特に北側の部屋は、外気の影響を受けて気温が低くなりがちです。
寝室が北側にあるマンションで
「朝起きると部屋がひんやりする」
という相談が多いのはこのためです。
壁断熱は、内側の壁を一度剥がし、断熱材を新しく入れ直す方法です。
●工事内容
・内壁(石膏ボード)を解体
・断熱材を充填または交換
・気流止めで上下の隙間をふさぐ
・石膏ボードを張り直し、クロスを仕上げる
施工は数日かかりますが、壁の温度が変わり、空間全体の冷え込みがやわらぎます。
●暮らしの変化
冬の朝の冷たさが驚くほどやわらぎます。
エアコンの効率が良くなり、「同じ暖房設定でも暖かさが違う」という声が多い工事です。
最上階の悩みに効果的な「天井断熱」
最上階のマンション特有の悩みが、「夏の天井からの熱気」です。
屋上に溜まった熱が天井裏に伝わり、部屋の温度を上げてしまいます。
この場合、天井断熱を追加することで改善できます。
●工事内容
・天井を部分的に解体
・断熱材を追加または交換
・隙間をなくすように調整
・天井を塞ぎ、クロスを仕上げる
天井裏にスペースがあるかどうかで、施工の可否が決まります。
●暮らしの変化
真夏の「冷房をつけても全然涼しくならない」という状態が改善されます。
冷房の効きは体感としてかなり変わることが多い工事です。
床の断熱はできる場合とできない場合がある
マンションの場合、床下は専有部分ではなく、構造上触れられないケースがあります。
そのため床断熱は、
「二重床のマンション」
「管理規約で施工が許可されている場合」
など、条件付きになります。
●工事可能な場合の内容
・床材を撤去
・二重床の空間に断熱材を敷く
・新しい床材を仕上げる
ただし、床の高さや防音規定への配慮が必要なため、事前確認が欠かせません。
費用に大きな幅が出る理由
マンション断熱の金額に幅があるのは、「触れる場所」と「管理規約」が大きく影響するためです。
・窓交換が禁止 → 内窓に限定される
・共有部分に接する壁は工事不可
・床下にアクセスできない
・最上階で断熱の範囲が広くなる
こうした条件によって、工事規模も、材料も、施工時間も大きく変わります。
マンション断熱は“住まいのルール”の中で最も効果が出る場所にアプローチする工事と言えます。
マンション断熱は暮らしをこう変える
マンションの断熱リフォームは、変化がはっきり表れやすい工事です。
冬は窓際の冷たさがなくなり、朝起きたときの部屋の温度が安定します。
夏は、冷房がよく効くようになり、部屋全体のムラが減ります。
そして何より、結露が減ることでカビやダニのリスクが下がり、マンション特有の湿気ストレスから解放される方が多いです。
補助金について
マンションの断熱リフォームは、内窓や断熱材工事が補助金の対象になる年があります。
ただし制度は毎年変わるため、本記事では具体的な金額は記載しません。
不確実情報を避けるための対応です。
最新情報は公式の制度サイトで確認が必要です。
呉市でマンション断熱を考えるなら
アイリフォーム(井本建設グループ)は、マンション特有の制約と、できる工事・できない工事を事前に整理したうえで、最も効果的な断熱方法を提案します。
「北側の寝室が冷える」
「夏の昼間、部屋が暑すぎる」
そんな悩みがある場合、マンション断熱は改善効果を実感しやすい工事です。
