庭を潰して増築!リフォーム費用の相場と注意点について

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こどもの成長や、両親との同居。家庭環境が変わることで家が狭くなったと感じるのは、住居ではつきものです。

そんなとき、庭を潰して増築する方法は多くの家で取られている手法です。 今回は、庭を潰して増築する際の費用相場を、プラン別で紹介。注意点も合わせてお伝えいたします。

部屋や離れの増築

庭を潰し、そのスペースでリビングを広げる、客間や子供部屋を新しくつくる場合などは、その面積によって費用感が変わります。例えば2畳であれば50万〜150万円、6畳であれば200万〜300万円ほどが相場です。
なおキッチンや洗面台など水回りを設置する場合は、設備だけでなく配管工事も必要となるため、費用感が大きく変わります。キッチンであれば50万〜100万円ほど、洗面台であれば10万〜50万円ほど追加で必要となると考えておきましょう。

ちなみに広さのある庭のスペースに増築をする場合、離れとして建てるのもおすすめです。
母屋と適度な距離がありプライベート空間として使えるので、子どもが自由に遊んだり勉強に集中できる空間として、テレワークや書斎のスペースとして、あるいはアトリエなど趣味を満喫する空間などにもぴったりと言えるでしょう。

水回り設備の増築

住居全体のリノベーションで浴室やトイレの配置を移したい場合や、トイレの増設をしたい場合など、庭のスペースを水回りの設備に当てたいケースもありますよね。
キッチンや洗面台と同様、水回りの場合は配管工事が必要となるため、費用感は上がります。例えば浴室の増築では、配管工事と合わせて70万〜250万円ほど。トイレの増築では70〜200万円ほどがおおよその費用相場と言えるでしょう。

サンルームやバルコニーの増築

景色や外の空気を楽しめる空間として保ちつつ、より家族だんらんができるスペースであったり、洗濯物を干しやすいスペースにしたいという方もいるのではないでしょうか。
そんな場合は、バルコニーやサンルームを設置するという選択肢があります。
屋根と壁があり雨風を凌ぎつつ太陽光を取り込めるサンルームは、天候に左右されず洗濯物を干せたり、リラックスできる空間となりおすすめ。ただし、バルコニーと違い固定資産税の対象となるため注意が必要です(こちらは後ほど詳しく紹介します)。
増築にかかる費用はバルコニーであれば20万円〜50万円ほど、サンルームであれば30万円〜100万円ほどが相場となります。

増築するときの注意点

住居の増築は、リフォーム費用以外にも考えなければならない点があります。まずは、建築基準法をクリアしているかどうか。地域によって、「建ぺい率」「容積率」などの制限がかかる場合があります。
また、屋根や外壁を伴う増築の場合は、固定資産税の課税対象となります。増築すると税額が上がる場合が多いので、どの程度上がるのかあらかじめ試算しておく必要があります。
加えて、増築後1ヶ月以内に登記や固定資産税の変更手続きも行わなければなりません。
このように増築では注意点が多くあるので、まずリフォーム業者と相談し、計画的にリフォームプランを組むようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。家庭環境の変化に伴って検討されることの多い、庭を潰しての増築リフォーム。さまざまな選択肢があるので、家族にとって必要なスペースや機能感をしっかり考え、また固定資産税なども考慮しつつ検討するのがおすすめです。

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