障子リフォームするなら。張り替え?建具変更?

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古き良き日本家屋の文化、障子。落ち着いた和の雰囲気をもたらしてくれる建具ですが、紙ゆえのデメリットを感じたり、またリフォームなどで空間デザインと合わなくなるなどの理由でリフォームを検討する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、障子のリフォームについてフォーカス。障子を残したまま雰囲気や機能性を変える方法、建具自体を変えてしまう方法の2パターンを紹介していきます。

障子のメリット・デメリットとは

まず、障子のメリットとデメリットにはそれぞれどんなものがあるでしょうか。メリットでは、直射日光を半透過性の和紙でやわらげてくれたり、断熱性が高いことであったり、また木材と紙という素材ゆえの安価さもあげられるでしょう。デザイン面でも、組子や障子紙には多彩な種類があるのが魅力。障子ならではのさまざまな和空間を演出できることはもちろん、洋風の障子も近年では登場しています。
デメリットでは、やはり張り替えなどメンテナンスの手間が挙げられます。障子紙は年数が経つと劣化しますし、また衝撃や水にも弱いので張り替えのタイミングが頻繁に起こり得ます。また構造上ホコリなどもたまりやすく、掃除が面倒なのもデメリットとしてあげられるでしょう。

張り替えの場合のおすすめプランと費用相場

では、現在の障子を使用したリフォームプラン、いわゆる張り替えにはどのようなプランがあるのでしょうか。通常の和紙に張り替えるのであれば、1枚あたり3,000〜10,000円程度が相場。ですが、障子紙の耐久性が気になる方には、プラスチックでできた和紙風の素材に張り替えるのもおすすめ。費用は少し上がりますが、材料費と張り替え費用合わせて1枚あたり6,000〜15,000円ほどで施工が可能です。

ちなみにデザイン性をあげたい場合は、一部分の色や柄を変えて全体の彩りを増やしてみるのもおすすめです。

建具変更の場合のおすすめプランと費用相場

障子の機能性に不便を感じていたり、あるいは異なるデザインを採用したい場合は、建具の変更も視野に入ってくるかと思います。その場合の費用感として、まず別の障子や、ほかの引き戸タイプの扉に変更する場合。種類や素材、敷居を交換する必要があるかどうかによって幅がありますが、1枚あたり20,000〜40,000円ほどが相場と言えるでしょう。

洋室へのリフォームなどで、開き戸など開閉方法が異なる扉に変更したい場合は、費用が大きく上がります。周辺の壁や床の工事も伴うため、30万円以上の費用がかかることも少なくありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。障子は不便な面もありますし、空間デザインの面でも洋室に合わないイメージを持っている方も多いことでしょう。洋風の扉への変更も引き戸であれば比較的費用を抑えて行うことができますが、障子のままでも、プラスチックの障子紙で耐久性を上げたり、洋風の部屋に合わせたデザインにすることも可能です。
ぜひさまざまな選択肢を検討して、部屋の雰囲気やお好みに合ったリフォームプランを考えてみてください。

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