窓のゴムパッキン、実は種類がいろいろあるって知ってましたか?
リフォームお役立ち情報
「窓のまわりに付いてるあのゴム、名前は知らないけど、なんとなく気になる…」
そんな“縁の下の力持ち”が、窓ゴムパッキンです。実はこのパッキン、雨風を防ぐだけでなく、断熱性や気密性にも大きく関わる重要なパーツ。
でも、材質や形状によって種類がいくつもあって、劣化のサインもそれぞれ違うんです。窓まわりの“気になるけどよく知らない”を、やさしく解説していきます。「窓からスースー風が入る…」そんなときこそ、パッキンの見直し時かもしれません!
┃ 窓のゴムパッキンの種類と特徴
グレチャン(グレージングチャンネル)
- 形状:コの字型の帯状ゴム
- 用途:木造住宅の窓サッシに多く使用
- 特徴:
- ガラスをサッシに固定し、密閉性を高める
- 溝幅やガラスの厚みに応じてサイズが異なる
- 色は黒、白、グレーなどがあり、外観に合わせて選べる
- サイズ例:溝幅9mm・11mm、ガラス厚3mm〜6.8mmなど
ビート
- 形状:丸紐状のゴム
- 用途:ビルやマンションの窓サッシに多く使用
- 特徴:
- グレチャンよりも取り付けが容易
- ガラスを挟み込んで固定する
- 耐久性が高く、長期間使用可能
コーキング
- 形状:シリコン材を充填して密閉
- 用途:窓とサッシの隙間を埋める
- 特徴:
- 防水性・気密性を高める
- 施工には専門的な技術が必要
- 劣化するとひび割れや剥離が発生するため、定期的な点検が必要
┃ ゴムパッキンの材質と選び方
ゴムパッキンの材質には、主に以下の種類があります
- EPDM(エチレンプロピレンゴム):
- 耐候性・耐熱性に優れ、屋外使用に適している
- 一般的な窓サッシに多く使用
- シリコンゴム:
- 耐熱性・耐寒性に優れ、温度変化の激しい環境に適している
- 食品衛生法適合材料として、衛生面が求められる場所にも使用可能
- NBR(ニトリルゴム):
- 耐油性に優れ、工業用途に適している
- 高温環境下での使用には注意が必要
選定時には、使用環境や求められる性能に応じて適切な材質を選ぶことが重要です。
┃ ゴムパッキンの交換時期と方法
交換のサイン
- パッキンが硬化している
- ひび割れや剥がれが見られる
- 窓からの風漏れや水漏れが発生している
交換方法
- 古いパッキンの取り外し:
ドライバーやカッターを使用して慎重に取り外します。 - 溝の清掃:
溝に残ったゴミや汚れを取り除きます。 - 新しいパッキンの取り付け:
溝幅やガラス厚に合ったパッキンを選び、はめ込みます。 - 仕上げ:
パッキンが均等に取り付けられているか確認し、必要に応じて調整します。
DIYでの交換も可能ですが、不安な場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
┃ 購入先と価格の目安
窓用ゴムパッキンは、以下のオンラインショップで購入可能です:
- 楽天市場:
多種多様なパッキンが揃っており、価格帯も幅広い - モノタロウ:
業務用から家庭用まで、豊富なラインナップ - Amazon:
即日配送対応の商品もあり、急ぎの際に便利
価格は、10メートル巻で1,000円〜3,000円程度が一般的です。購入時には、溝幅やガラス厚、色などを確認し、適切な商品を選びましょう。
┃ まとめ
窓のゴムパッキンは、種類や材質によって性能や適した用途が異なります。適切なパッキンを選ぶことで、窓の気密性や断熱性を高め、快適な住環境を維持することができます。定期的な点検と、劣化が見られた際の早めの交換を心がけましょう。
