省エネリフォームの種類と費用相場について。今なら補助金が使える?
電気料金の値上がりなどもあり、光熱費の出費に頭を抱えている方は多いことでしょう。そんな支出の軽減に、リフォームという選択肢があります。
今回はそんな省エネリフォームについてご紹介します。
省エネリフォームの種類
省エネリフォームには、大きく分けて2つの種類があります。一つは、エネルギー消費を抑えるリフォーム。エネルギー効率の高い断熱材の導入や、窓の二重窓化など、家の断熱性を向上させる方法です。これにより、冷暖房効果が向上し、エネルギーコストを抑えることができます。
もう一つが、エネルギーを生み出すリフォームです。太陽光発電や蓄電池の導入など、自家発電システムの設置を通じて、家庭用のエネルギーを生み出す方法です。余剰電力の販売や非常時の備えとしても役立ちます。
工事内容と費用相場
・断熱リフォーム
天井や床、外壁などに断熱材を追加することで、冷暖房の効果を高めます。工事内容によって異なりますが、戸建て住宅で全ての箇所を施工する場合は300万円〜600万円程度が相場となります。窓サッシのみなど、一部の箇所をリフォームする場合は数十万程度で抑えられることも。
・高効率な給湯器の設置
給湯器を高効率なものに交換するだけでも、エネルギーの消費を抑えることができます。これにはおおよそ30万円から50万円の費用が見込まれます。
・トイレの交換
節水機能の高いトイレに交換することで、水道代の節約が期待できます。古いトイレから変える場合、60%以上節約できることも。費用は15万円〜が相場と言えます。
・浴室の交換
高断熱浴槽つきの浴室に交換するのも、省エネリフォームの一つです。浴室の交換費用は、選択する設備等によって異なりますが、おおよそ50万円から100万円が目安です。
・太陽光発電の設置
自家発電によって費用を抑えたり、余った電気を販売する仕組みが話題となっていますよね。その主流である太陽光発電は耳にしたことがある方も多いことでしょう。設置にかかる費用は通常の家庭用のシステムで、150万円から300万円ほどが相場と言えます。
・蓄電池の設置
自家発電した電力を蓄え、必要な時に利用することができる蓄電池。太陽光発電と非常に相性が良いため、合わせて設置されるケースが多いと言えます。設置費用は、80万円から200万円程度が見込まれます。
補助金について
省エネリフォームには、国や地方自治体からの補助金が活用できる場合が多くあります。
例えば全国共通のものであれば、2023年9月現在で「長期優良住宅化リフォーム推進事業」「こどもエコすまい支援事業」などが挙げられます。
バリアフリーリフォームに該当する場合は介護保険が利用できることもあります。
そのほか、各自治体でさまざまな補助金制度があるので、ぜひ各自治体に確認してみてください。補助金を上手に活用することで、省エネリフォームの費用負担を軽減できますので、積極的に情報収集を行いましょう。
まとめ
省エネリフォームは快適な生活と地球環境の保護に貢献するだけでなく、家計にも優しい選択です。効果的なリフォーム計画を立て、補助金制度を活かしながら、省エネな住まいを実現しましょう。