玄関ドアを防音に!音を遮断するリフォームまとめ
「外の騒音が気になる・・・」あるいは「生活音が外に漏れている・・・」。そのような、住居の“音”のお悩み、ありませんか?
住居の防音対策で重要なのは、実は窓やドア。その隙間などが音漏れの経路となってしまうため、それを防ぐためのリフォームが必要となるのです。
この記事では、玄関ドアの防音対策のメカニズム、防音対策リフォームの種類と費用相場について詳しく解説します。
防音対策のメカニズム
防音対策の基本は、音の伝わり方を理解することです。音は空気中を振動しながら伝播します。玄関ドアにおいてこれを遮断するためには、以下のような方法があります。
ドアの質量を増やす・遮音材を使用する
ドアの質量が増えると、音の伝播を抑制する効果が高まります。重いドアは、音を吸収する特性があり、外部からの騒音を減少させるのに有効です。
また質量を増やすほかにも、遮音材を使用する手もあります。
密閉性の向上
ドアの隙間を埋めることで、音が漏れるのを防ぎます。特に、ドアの周囲や下部に隙間があると、音が容易に侵入してしまいます。パッキンやシールを使って隙間を防ぐと、これを解消することができるのです。
防音対策リフォームの種類と費用相場
防音対策のリフォームにはいくつかの方法があります。それぞれのリフォーム方法とその費用相場を以下にまとめています。
隙間テープの取り付け
最も手頃な対策としては、隙間テープの貼り付けが挙げられるでしょう。ドアの隙間にテープを取り付けることで、密閉性を高め、音の侵入を防ぎます。特に、ドアの縁や下部に効果があります。テープはホームセンターなどで数百円から買うことができます。
ドアへの遮音材の設置
音の侵入を抑える、遮音パネルや遮音シートをドア本体に取り付ける方法も。比較的手頃で、工事の時間も短くて済みますが、ドアの見た目が悪くなってしまったり、重くなるなど機能的な問題が出てくる可能性があります。費用相場は10,000円〜30,000円程度です。
ドア本体の交換
ここまで既存のドアに手を加える方法をご紹介しましたが、最も効果的なのは、ドア本体を交換することです。
より質量のあるドアという選択肢だけでなく、近年は遮音材が組み込まれているタイプも増えてきています。また、より性能の高い防音ドアでは隙間をほとんどなくし、密閉することで遮音性を高めてくれるものもあります。このようなドアは、防音だけでなく断熱にも効果があります。
費用はドアの性能によって幅がありますが、200,000円〜500,000円程度。適切なドアを選ぶためにも、防音性能をしっかり機能させるためにも、DIYでなくリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。
まとめ
玄関ドアの防音対策は、住環境の快適さを向上させるために重要です。防音シートの貼り付けや隙間テープの取り付けなど、比較的手軽にできる対策から、防音ドアへの交換まで、さまざまな方法があります。予算やニーズに応じて適切な防音対策を選ぶことが、ストレスのない生活環境を手に入れるための第一歩です。