玄関の上がり框をリフォーム!ポイントと費用相場について

リフォームお役立ち情報

日本の住宅には必ずと言ってよいほど取り入れられている、玄関の上がり框(あがりかまち)。靴を脱ぐスペースである玄関土間と、玄関ホールの境目の部分を指しており、ほとんどの場合で段差になっています。下足の部分と上足の部分を明確に分ける役割を持っており、その段差で靴を脱ぎ履きしたり、外のごみが室内に持ち込まれるのを防いでくれます。
今回は、そんな上がり框のリフォームについてフォーカス。傷が目立ってきたため新しくしたい、といったニーズから、バリアフリーのためのリフォームについてもまとめました。

上がり框をリフォームするときのポイント

上がり框をリフォームするとき、ポイントになるのは段差の高さです。特に高齢の家族がいる場合は、足腰が悪くても使いやすい形状にしたり、車イスでも使いやすい設計にするようにしましょう。
とはいえ、段差を低くするリフォームは玄関周り全てをリフォームしなければならないため、高額になります。
「式台」と呼ばれる、土間と上がり框の間にもう一つ段差を追加し、低くすることで高齢者や小さい子どもでも危険が少ない玄関にするリフォームは比較的手軽で、取り入れやすいと言えるでしょう。
また、スロープを設置するのもおすすめです。セメントで型からつくる場合は費用が高くなってしまいますが、既製品スロープの設置であれば安く抑えることができます。

素材や形状にもさまざまな選択肢があります。素材では木材や石、フロアタイルが主流。特にフロアタイルは費用が手頃で、デザインも豊富、お手入れも簡単とメリットが多くあります。
形状では、近年人気になっているのが斜めや曲線の形になった上がり框。土間を広く見せ、美しい玄関に変えてくれます。費用は少し高額になりますが、家の顔と言ってもよい玄関。ぜひ、ガラリと印象を変えるリフォームも検討してみてください。

上がり框のリフォーム費用

傷が目立っているなど、見た目の印象を変えたい場合は、リフォーム框と呼ばれる取り付け型の框や、上から重ね貼りするフロアタイルを使用するのがおすすめ。どちらも非常に手頃で、数千円から2万円で購入でき、D I Yで簡単に取り付けることができます。
また、段差を増やす式台の設置も、既製品の設置であれば1万円〜3万円と安価に購入することが可能です。

バリアフリー化のためにスロープを設置したり、段差や形状を変えるなどのリフォームをする場合は、費用感が大きく変わります。内容によって幅はありますが、おおよそ50万円〜100万円ほどが相場。ただスロープについては、既製品の設置であれば10〜30万円ほどで施工することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。実はさまざまなバリエーションがある、上がり框のリフォーム。見た目の印象を変えたい、バリアフリー化したいなどのお悩みがある方は、ぜひ検討してみてください。

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