朝出かける前のやる気を出したい時間、寝る前の安らぎの時間など、1日の節目となるタイミングで使う機会の多い洗面台。過ごす時間が長い場所ではないですが、おしゃれな空間で大事な時間を迎えたい、という方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、洗面台などデザインの幅が多くない設備が置かれるため、比較的似通った雰囲気となることが多い空間でもあります。
そんな洗面所を、おしゃれ空間に変える鍵はやはり壁紙。その選び方次第で、他の住宅と少し違った雰囲気を演出することができます。
ここでは、そんな洗面所の壁紙リフォームにフォーカス。選び方のポイント、費用相場について紹介していきます。

洗面所の壁紙の選び方！抑えておきたいポイント4選

狭い洗面所。圧迫感をなくすならパステルカラーを

他の部屋と比較して、狭い空間となっていることが多い洗面所。圧迫感をなくし、広々とした印象を与えるには膨張色がおすすめです。膨張色とは赤・オレンジなど暖色系であったり、パステルカラーのような淡い色合いが該当します。
この中でもおすすめなのは、パステルカラーの青系やグリーン系。暖色系だと女性らしさが強くなりやすいので、老若男女問わず使いやすい空間とするにはこれらのカラーリングが適しているというわけです。

また、柄物を選ぶ場合はあまり大きな柄を選ぶのも避けましょう。大きい柄は圧迫感を与えてしまうので、狭く窮屈な印象を与えてしまい落ち着けなくなってしまうことも。

色味やトーンの強さは窓の有無も考慮して

デザイン性の高い空間にしたい場合、色味が比較的強いカラーであったり、モダンな暗いトーンのカラーを選ばれる方も多いのではないでしょうか。このとき注意したいのは、窓の有無。洗面所は毎日、身だしなみのチェックをする空間です。窓から差し込む光がない場合、少し色味が落ち着いた明るいトーンの壁紙の方が、空間全体が明るくなり、鏡に映る自分の姿もみやすくなります。

雰囲気を出すならアクセントクロスも◎

近年人気となっている壁紙の張り方として、一部分だけ色や柄を変える「アクセントクロス」があります。特に流行しているのは、一面だけ色味の強い壁紙にして、他を白系で統一する方法。
暖色系や暗いトーンのカラーなども、アクセントクロスであれば取り入れやすいカラーとなります。

デザインだけでなく機能性も

洗面所は他の空間と比較して、どうしても湿気が多くなる場所。壁紙選びでも、カビや臭いを防止する効果のあるものを選ぶと安心です。また、水が飛び散ることも多いので、掃除のしやすさも重要。抗菌作用や消臭機能のある壁紙や、防汚や防カビのコーティングが施された壁紙を選ぶのがおすすめです。

洗面所の壁紙リフォームにかかる費用は？

さて、リフォームにおいて気になるのはやはり費用面。洗面所の壁紙を張り替えるにはどの程度の費用が必要なのでしょうか。
面積や、選ぶクロスの素材・性能などによって幅はありますが、1㎡あたり1,500〜2,000円ほどが相場。一般的な1〜3畳程度の洗面所であれば、剥がしたクロスの処分費用なども含めて5万円程度には収まるケースがほとんどです。

まとめ

いかがだったでしょうか。洗面所の雰囲気をガラッと変えてくれる、壁紙の張り替えリフォーム。とはいえ、広さや用途を踏まえるとあまり自由に色味や柄を選びづらいのも事実です。ぜひこの記事を参考に、おしゃれ＆快適に使うための壁紙リフォームを考えてみてください。