日本の伝統的な住空間の一つと言える、掘りごたつ。冬場は足を伸ばせる快適なこたつとして、そのほかの季節はそのままテーブルとして使える、実はとても快適な設備です。
洋風の住宅が増えている中でも、近年あらためて注目されてきている掘りごたつの魅力に迫ります。

掘りごたつのメリット・デメリットは？

まず、掘りごたつの魅力とは何なのでしょうか。まずはやはり、その暖かさ。冬場に冷える足元を、密閉空間で暖めてくれます。また、通常の和室やこたつではできない、「足を伸ばせる」という快適性も大きなメリットです。テーブルに座るのと同じように足腰の負担を軽くしつつ、足元を暖めてくれたり、こたつのくつろぎを得られるのが掘りごたつの魅力と言えるでしょう。

とはいえデメリットもあります。一つは、掃除のしづらさ。汚れやゴミが溜まりやすく、掃除機もかけづらいのは負担と感じる方も多いかもしれません。とはいえダイソンなどの軽くてコードレスな掃除機を使うと、快適に掃除ができます。

また、乳幼児がいるご家庭は掘り込み部分に落ちてしまう危険があるので、注意が必要です。柵を設置する、使わないときはフタをしておくなどの対策がもとめられます。

掘りごたつ設置リフォームの費用相場

堀りごたつの設置リフォームには、大きく分けて2種類の方法があります。まずは、床下を掘り下げて設置する方法。費用相場は30万円ほどです。
もう一つは、小上がりと呼ばれる、既存の床の上に木枠を組み床を上げる方法。マンションや2階以上の部屋に設置する場合に向いていますが、天井が低くなるだけでなく、窓やドアを避けて床を上げていくため制限が多い方法です。費用としては15万円〜30万円ほど。既製品の小上がりユニットを使用すると費用を比較的抑えることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。近年、あらためて注目されてきている掘りごたつ。季節問わず快適な住空間をつくってくれる日本の伝統的な設備を、ぜひ検討してみてください。