快適な暮らしは「床下」から!床下リフォームのススメ
暮らしを快適にするためのリフォームというと、水まわりやキッチン、リビングなどをまず想像するという方は多いのではないでしょうか。
ですが、意外や意外。「床下」も実は、快適な暮らしを実現するための大きなポイントなんです。
今回は、検討するべき主な床下リフォームと、その費用相場について紹介していきます。
断熱リフォーム
床下のリフォームというと、断熱リフォームを思い浮かべる方も多いかもしれません。
床下の断熱性能が弱いと、床の温度が下がるのはもちろん部屋全体の気温にも影響します。冬でも快適に過ごすことのできる家にしたいなら、床断熱は欠かせないと言ってよいでしょう。
効果のほどはというと、まず床温度は約8℃上昇すると言われています。またエアコンの効きも良くなり、全体が暖まるまでの時間が1/3程度になるというデータも。
床下の断熱が部屋に与える影響が、おわかりいただけるのではないでしょうか。
費用としては、20坪で20〜30万円程度。工期も比較的短く、一般的な間取りの家であれば2〜3日程度で完了することができます。
湿気対策
不潔で耐え難いカビや、家の天敵とも言えるシロアリ。その原因は、湿気対策の不十分な床下かもしれません。
どちらも建築物にとって非常に危険で、家の耐久性を落としたり、寿命を縮めてしまうので、絶対に対策が必要。
なお長く放置してしまうと構造材の補修などの工事も必要となってしまうため、早めの施工がおすすめです。
工事の内容としては、主に2種類。1つは「床下換気扇の設置」です。もともとつけられている換気孔が本来は除湿の機能を担保していますが、それが効果を発揮していない場合はj、人工的に空気を入れ替えてくれる換気扇が有効というわけです。費用としては、およそ15〜25万円程度が相場です。
もう1つは、防水シートの設置。こちらは主に、もともとが田んぼとして使われていた土地など、地面に水分が多く含まれており、それが水蒸気となって床下の湿気に影響を及ぼしている場合に有効です。こちらはシートを設置する際に表面処理が必要なのですが、その方法によって大きく費用が異なります。砂利を敷き詰める簡易なものであれば約25万程度。コンクリートで固める場合は35〜55万円ほどの費用が必要となります。
まとめ
いかがだったでしょうか。見落としがちだけれど、快適な暮らしのためには欠かすことのできない床下の機能。「床が冷たい」「部屋が寒い」「湿気が気になる」「家にカビがよく発生する」そんな方は、まず一度リフォーム専門業者に相談してみてください。