屋根断熱リフォームは本当に必要?費用・工事内容・暮らしの変化
家の暑さや寒さの悩みについてお話をしていると、 「2階がとにかく暑いんです」 「冬になると屋根裏の冷気が下りてくる感じがする」 そんな声をよく聞きます。
その原因として真っ先に疑うべき場所が“屋根”。 屋根は、外の気温にもっとも晒される部分であり、真夏には表面温度が60度を超えることもあります。 当然、その熱は家の中に伝わります。
だからこそ、屋根の断熱リフォームは家全体の快適性に直接効いてきます。 今日は「屋根断熱とは何か」「いくらくらいかかるのか」 そして「暮らしがどう変わるのか」を、できるだけ丁寧にお話しします。
屋根断熱は、家の“帽子”をかぶり直すような工事
屋根断熱には大きく分けて二つの方法があります。
ひとつは天井裏に断熱材を敷き込む方法。
もうひとつは屋根そのものに断熱材を施工する方法。
どちらも目的は同じですが、工事規模も費用も変わります。
天井断熱は、屋根から伝わってくる熱を“天井で受け止めてしまう”イメージ。
屋根断熱は、屋根面で熱を遮断してしまうイメージです。
どちらを選ぶかで暮らしの変化は多少違うのですが、
共通して言えるのは「2階の暑さや、冬の冷え込みが大きく変わる」ということ。
気になる費用。どうやって算出されている?
屋根断熱の費用は、次の組み合わせで決まります。
・天井裏に敷くか、屋根面に施工するか
・家の面積(屋根面積/天井面積)
・断熱材の種類と厚み
・足場の必要性
・屋根材の状態(補修が必要かどうか)
これらが掛け合わさるため、金額に幅が出るのは自然なことです。
一般的には、天井断熱は10〜30万円程度。
屋根断熱は80〜150万円ほど。
その差は、施工の手間ではっきり分かれます。
天井断熱は天井裏に入って断熱材を敷くだけで済みますが、屋根断熱は屋根材を剥がす工事が必要になるため、どうしても費用がかさみます。
天井断熱工事の流れ
天井断熱は、家の中にある天井点検口から屋根裏に入り、そこで断熱材を敷き詰めていく工事です。
・まずは既存の断熱材がどのくらい残っているかを確認します。
・古い家では、断熱材が沈んでしまって薄くなっていることもあります。
・必要に応じて補充したり、古いものを取り除いたりします。
・そのあと、新しい断熱材を天井裏いっぱいに敷き込み、隙間を埋めるように調整していきます。
天井裏は人が立てる高さがあるかどうかで施工時間が変わりますが、どちらにせよ屋根を壊す工事ではないため、比較的短期間で終わる方法です。
屋根断熱工事の流れ
屋根断熱の工事は、屋根に直接アプローチします。
・まずは屋根材(瓦や金属屋根など)を部分的または全面的に取り外します。
・その下にある野地板(屋根の下地)に断熱材を施工し、すき間を作らないように気密処理を行います。
・その後、新しい屋根材、または既存屋根材を復旧して仕上げます。
工事の流れとしては「屋根の葺き替え」に似ています。
この方法は、天井断熱では防ぎきれない熱を屋根面で遮断できるため、断熱効果は高くなりやすい特徴があります。
なぜ費用に大きな差が出るのか
屋根断熱は、天井断熱と比べるとどうしても工事範囲が広くなります。
まず足場が必要になる場合が多いこと。
そして屋根材の撤去と復旧が必要になること。
さらに、屋根の状態によっては下地の補強が必要な場合もあり、工事工程が増えるのです。
一方、天井裏の状態が良く、断熱材の追加だけで済む場合は比較的リーズナブルに済みます。
家の状態の違い、断熱の方法の違いが、価格の差を生む要因になっています。
屋根断熱は、暮らしをこう変える

屋根断熱の効果は、生活の中でじわじわと感じることが多いです。
真夏、2階に上がった瞬間のむわっとした空気がやわらぎます。
エアコンをつけてから涼しくなるまでの時間が短く感じられることもあります。
冬は、暖房の暖かさが天井から逃げにくくなり、朝起きたときの2階の冷え込みが軽くなります。
「2階に行くのがつらい」と感じていた季節が、少し楽になる。
そんな変化が起こるのが、屋根断熱です。
古い家では特に効果が出やすい
築年数の古い家では、屋根裏の断熱材がほとんど機能していない状態であることがあります。
断熱材が沈んで薄くなっていたり、そもそも入っていないケースも普通にあります。
そのため、天井断熱を追加しただけで「2階が見違えるように過ごしやすくなった」と言われることが多いです。
補助金の対象になることもある
屋根断熱は補助金の対象になる年度もありますが、制度内容は毎年変わるため、この記事では具体額は記載しません。不確実な情報を記載しないための対応です。
最新情報は国の制度ページで確認いただく必要があります。
呉市で屋根断熱を検討するなら
アイリフォーム(井本建設グループ)では、天井断熱・屋根断熱のどちらにも対応しており、家の状態を確認したうえで最適な方法を提案しています。
「2階の暑さにずっと悩んできた」
「冬に屋根裏から冷気が降りてくる感じがする」もしこうしたお悩みがあるなら、屋根断熱は一度検討する価値があります。
