子どもの転落防止対策、大丈夫ですか?

生活お役立ち情報

ベランダや窓から、ちいさな子どもが誤って転落してしまうといった事故を、ときどきニュースで目にすることがあります。まだ危機察知能力のない子どもたちは、好奇心からベランダの柵を乗り越えてしまったり、老朽化した窓にもたれかかって、窓が外れたことで転落してしまったりなど、その原因は様々。

大切なお子様の命を守るために、取り返しのつかない事故が起きてから後悔しないように、予め対策を施しておくことが大切です。
この記事では、そんな事故に関する情報や具体的な対策方法についてお伝えします。

窓やベランダからの転落事故について

東京消防庁が発表したデータによると、令和5年までの5年間で、65人の子ども(5歳以下)が住宅等のベランダや窓から転落したことで、医療機関に救急搬送されています。

出典:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/children/veranda/index.html

そしてその8割以上が窓からの墜落となっており、ほんの少しの油断がたいへんな事故につながっていることを物語っています。
注意深くしていても、ちいさな子どもは好奇心旺盛で、いつどんな危険に見舞われるかわかりません。本来安全なはずのお家の中だからこそついつい油断してしまうのが人ですから、事故を未然に防ぐために、環境から対策をとっておくことをおすすめします。

子どもの転落を防止する具体的な方法

1.窓の近くに踏み台になるようなものを置かない

窓際にソファやベッドなどを置いてしまうと、窓まで子どもが簡単によじ登ることができてしまいます。窓が開いていたり、網戸にもたれかかってしまったりして落下してしまうケースが考えられるため、お子様が大きくなるまでは、窓の近くに家具を置かないようにしましょう。

2.ベランダに物を置かない

ベランダの柵の近くに花壇や室外機を置くと、子どもがよじ登って柵を越えてしまい、落下してしまうケースが考えられます。運動能力が向上してくると、ちょっとした足掛けができるだけでも柵を越えてしまう可能性があるため、できるだけベランダに大きなものは置かないようにし、室外機は柵から離れた場所に設置するようにしましょう。

3.窓や網戸に劣化が無いか確認する

万が一窓にもたれかかったり、網戸に寄りかかったりしていたとしても、しっかりとしたものであれば落下のリスクを防ぐことができます。
窓や網戸の強度を確認し、グラグラするなど気になる状態だった場合は、必ずリフォーム会社などにご相談いただくことをおすすめします。

4.補助錠を取り付ける

子どもが簡単にベランダに出たり窓を開けたりできないように、市販の「補助錠」を取り付ける方法もおすすめします。子どもには簡単に開けられない仕組みになっていたり、子どもでは手の届かない位置に設置することができる補助錠で、小さな子どもが外に出てしまうのを防ぎましょう。

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5.安全柵やネットなどを取り付ける

出典:https://item.rakuten.co.jp/yoch2/otosanzou-veranda/?iasid=07rpp_10095___dy-lw8zunz0-fp-e460a9d8-b958-4973-afa5-3ee8b78b18d4

窓に安全柵を取り付けたり、ベランダにネットを取り付けるなど、子どもが小さいうちは物理的な対策が効果的です。市販されているものでも、1万円以内で簡単に取り付けられるものも販売されていますので、是非検討してみてください。

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さいごに

もちろん、お子様が小さなころは目を離さないこと、危ないことをしそうになったらしっかりと教えることが必要ですが、大切なお子様の命を守るためには、万が一目を離してしまったとしても危険の少ない環境をつくるころからはじまります。マンションにお住まいの方や、10以上住まわれている住宅の場合などは特に注意していただき、場合によっては地元のリフォーム会社さんなどにご相談されると良いでしょう。

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