勝手口の防犯は大切!効果的な対策とは?

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勝手口は家の裏側や側面に位置することが多く、人目に触れにくいことから防犯の弱点となりがちです。勝手口のある住宅では、侵入者から住宅を守るために、勝手口の防犯対策が重要と言えるでしょう。この記事では、勝手口の防犯対策の重要性と、具体的な対策方法について解説します。

勝手口の防犯が重要な理由は?

勝手口はキッチンに設置されていることが多く、家の裏側や横に位置してしまうため、道路から見えにくく死角になりがちです。
また玄関と比べると勝手口は防犯意識が低くなりやすく、防犯性の高い鍵や割れにくいガラスの設置が不十分な場合も。
このため、勝手口は空き巣にとって侵入しやすいポイントとなってしまうことが多いのです。
さらに、勝手口のドアにガラスが多く使用されていると、外から家の様子が見えやすく、留守かどうかを確認されやすいことも防犯上のリスクとなります。

勝手口の防犯対策

ここからは、具体的な勝手口の防犯対策と費用相場を紹介していきます。

1. 防犯性の高い鍵への変更

防犯性能の高い鍵へ交換することは、勝手口の防犯対策において最も基本的かつ効果的な方法です。中でもおすすめなのが、ピッキング耐性が高い「ディンプルキー」や、電動式の「スマートロック」。費用は選ぶ製品によって幅がありますが、10,000円〜40,000円程度が相場と言えるでしょう。

2. 防犯ガラスへの変更

空き巣はガラスを割って侵入するケースも多いため、その対策も大切です。

一般的なガラスに比べて割れにくく、破られるまでに時間がかかる防犯ガラスだと、空き巣が侵入をあきらめる可能性が高くなります。特にガラスが二重構造である防犯ガラスは、破損に対する耐性が高く効果的です。費用は20,000円〜100,000円程度が相場です。

3. 防犯フィルムや面格子によるガラスの保護

ガラスを保護する手段としては、防犯フィルムや面格子の設置も手です。
防犯フィルムは、ガラスに貼り付けることで割れにくくする効果があり、5,000円〜15,000円程度で購入することができます。

物理的にガラスを守ってくれる、面格子の設置もおすすめです。費用は 15,000円〜30,000円ほどが相場です。

4. ガードプレートの取り付け

空き巣の侵入方法として、ドリルなどによるこじ開けも頻繁に使われます。

こじ開けの防止には、鍵の隙間を塞ぐ「ガードプレート」が効果的。簡単に取り付けが可能で、費用も2,000円〜10,000円程度と、比較的安価に防犯性能を強化できます。

5. サムターンカバーの取り付け

ドアの内側にある鍵のツマミ(サムターン)を外部から操作し、侵入するというのも空き巣の常套手段です。外からの不正解錠を防ぐには、鍵のツマミをカバーする「サムターンカバー」が有効。こちらも非常に手頃で、1,000円〜3,000円程度で購入できます。

6. 防犯カメラの設置

侵入者に警戒感を与えるには、やはり防犯カメラも有効です。最近では、スマートフォンと連携できるタイプもあり、外出先からリアルタイムで確認することが可能。費用相場は 10,000円〜50,000円で購入が可能です。また、空き巣を警戒させる目的としては、安価で購入できるダミーカメラも選択肢です。

7. センサーライトの設置

センサーライトは、人や動物の動きを感知して自動で点灯します。勝手口にセンサーライトを設置することで、侵入者が光に驚いて侵入をあきらめるケースが多くなります。こちらもお手頃で、3,000円〜10,000円程度で設置が可能です。

8. 勝手口を塞いで壁にする

勝手口を物理的に塞ぎ、壁にするリフォームも選択肢のひとつです。侵入経路そのものをなくすことで、安全性を大幅に高められます。ただし工事規模が大きいため、費用は高額に。相場としては、100,000円〜300,000円程度です。

まとめ

勝手口の防犯対策は多岐にわたりますが、それぞれに異なる効果があります。防犯の観点では、複数の対策を組み合わせることが重要です。防犯対策をしっかり行い、家族と財産を守りましょう。

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