歩いて入れる便利な収納スペース、ウォークインクローゼット。設置を検討するとき、どんな構造、どんな間取りとすればよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなウォークインクローゼット設置リフォームのイロハをご紹介します。

ウォークインクローゼットにはどんな種類がある？

まず、ウォークインクローゼットにはどんな種類があるのでしょうか？大きく分けて、２つが挙げられます。

１． ハンガーラックがメインのタイプ
ジャケットやスーツ、コートなどハンガーにかけるタイプの衣類が多い場合は、ハンガーラックを中心に設置しましょう。
下にスペースが空く場合が多いので、キャビネット型の収納棚などを設置するとより便利になります。

２． 収納棚メインのタイプ（取り付け型orキャビネット型）
逆に収納するタイプの衣類が多い場合は、ハンガーラックを設置せずに収納棚を一面に、あるいは全面に設置しましょう。最初から取り付けておいて空間としての綺麗さや収納の自由度を重視しても良いですし、キャビネット型を設置して臨機応変に対応するのも手です。ハンガーにかける衣類が増えたときに、つっぱり棒を取り付けてハンガーラックとするのも手です。

もちろん、ハンガーラックと収納棚をバランスよく設置するのもあり。家族の持っている衣類のタイプを踏まえて、適切な配置を考えてみてください。

おすすめの間取りは？

ウォークインクローゼットは、人が歩いたり着替えるスペースを必要とする分、間取りの設計が重要となります。
目安となる間取りについては、家族の人数を踏まえて考えます。基本的には、家族1人につき1畳で計算すると良いでしょう。
ただ、子どもの衣類はやはり少なくなるので、0.5人分＝0.5畳と計算するのも手です。子どもの成長を見据えて、同様に1人1畳とすると余裕が生まれますが、もちろん元となる部屋やスペースの広さによって、安価に設置できる範囲が限られてきますので、この目安を参考とした上で、工事の規模や費用のバランスを踏まえて検討しましょう。

設置方法別・費用相場

費用相場は、設置方法によって変わってきます。最も安価に設置できるのは、既存のクローゼットを拡張する方法。費用としては約5万〜10万で施工することができます。
次に費用を抑えられるのは、寝室などに可動式の間仕切りを設置し、仕切ったスペースをウォークインクローゼットとするパターン。おおよそ15万円〜30万円ほどが費用の目安となります。

押入れをウォークインクローゼットに変更する場合は、もう少し費用が上がるケースが多くなります。約15万円〜45万円が相場と言えるでしょう。 ただし、設置する設備や拡張する幅によっては、上記を大きく上回るケースもあるので注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。衣類が多く、楽しく服を選びたい方は、ぜひとも設置したいウォークインクローゼット。まずは家の間取りや家族構成、手持ちの服の種類や数を踏まえてリフォーム業者に相談し、あなたのお家にぴったりの設計を考えてみましょう。