マンションの玄関ドアはリフォームできる?方法と費用について
玄関が寒い、防音性が悪い、開閉しにくい・・・など、居住するマンションの玄関ドアに不満が出てくることがありますよね。 とはいえ、マンションでは勝手にリフォームしてよいとは限りません。はたして玄関ドアのリフォームは可能なのでしょうか?
マンションの玄関ドアは勝手にリフォームできる?
結論から言いますと、マンションの玄関ドアを勝手にリフォームすることはできません。オーナーや管理会社などの許可を得る必要があるのです。
マンションは大きく分けて共用部分と専有部分に分類されます。共用部分とは、エレベーター・階段・ロビーなどのマンション全体の居住者と来客が利用する場所で、通常は管理組合が管理しています。外に面している玄関ドアは共用部分にあたるため、勝手にリフォームすることはできないのです。
一方で専有部分とは、室内にあってその部屋の居住者しか利用しない部分を意味します。専有部分のドアについては許可なしでリフォームできることもありますが、内容に制限がかかっているケースもあるので、事前に管理会社などの確認を得るようにしましょう。
マンションの玄関ドアをリフォームするにはどうすればいい?
玄関ドアのリフォームと言っても内容はさまざまです。マンションの玄関ドアは基本的に同じ色や形で統一されているため、デザインを変えたい、機能性を追加したい、などのリフォームは基本的に認められないでしょう。
ただし、修繕を目的とする場合はこの限りではありません。その場合、どこまでが専有部分なのか、また修繕積立金が使えるのか、も重要なポイントとなるので、まずはマンションの管理規約を確認するようにしましょう。
リフォームの費用相場
マンションの玄関ドアのリフォームにかかる費用は、素材やサイズ、工事内容によって異なります。ドア本体の価格で15万〜40万円ほど、工事費で20万〜30万円ほど、加えて撤去費用が1万円程度かかるのが一般的です。工事費は枠をそのまま使うかどうかで金額に差がありますが、見た目が悪く塗装が必要になり、結果費用が高くついてしまうこともあるので注意が必要です。
まとめ
マンションのドアをリフォームする場合は、まずは管理規約や管理組合の承認など、建物管理に関する手続きを確認することが重要です。費用はドアの素材やサイズ、工事方法によっても変わってくるので、承認を得たあとはリフォーム業者と相談しながら進めるようにしましょう。