フローリングが柔らかいのはなぜ?クッションフロア、遮音フローリングとは

生活お役立ち情報

知人宅や物件の内覧などで、フローリングがフワフワしている・・・と感じたことはありませんか?
欠陥や劣化なのでは?と考えてしまうかもしれませんが、それは早計です。実はフローリングには、「クッションフロア」や「遮音フローリング」といった柔らかい材質のものがあるのです。
ひび割れが発生していたり床鳴りが起こっていないのであれば、そのようなフローリングが使用されていると思ってよいでしょう。
今回はそんな、フワフワと柔らかいフローリングについて紹介していきます。

フローリングが柔らかい理由① クッションフロアが使われている

クッションフロアとは、クッション性を追求したシート状の床材。ビニール製で、フローリングやタイルなどの上に貼り付ける形で使用します。
小さな子どもやペットを飼っている家で怪我の防止のために採用したり、また耐水性が高いので、水回りに限って使用されるケースもあります。
貼り付けるだけというだけあって、安価に採用できるのも大きなメリット。フローリングのような見た目のものだけでなく、さまざまな模様・色の製品があるので、模様替えも兼ねてできるお手軽リフォームです。

ただし、熱に弱かったり、通気性が悪くカビの原因になりやすいデメリットもあるので、強い日差しや湿気には注意が必要です。

フローリングが柔らかい理由② 遮音フローリングになっている

フローリングが柔らかい理由としてもう一つ考えられるのが、遮音フローリングが使用されていること。
遮音フローリングはその名の通り、衝撃音が伝わるのを軽減する目的で使用するフローリング。マンションでよく採用されています。
通常のフローリングの下に遮音材を組み込む形で施工され、大きな足音なども遮音材が吸収してくれるので、階下に音が響くのを防いでくれるのです。
歩いたときの感触が柔らかくなるのは、この遮音材によるもの。決して欠陥ではないので、マンションの内覧で気になった方も安心してよいでしょう。

この遮音フローリング、施工の費用はやはり通常のフローリングよりも高くつきます。
衝撃音が気になる際にはおすすめですが、柔らかい床材をお求めの場合はクッションフロアやコルクマットなど、上に貼るタイプの安価な方法で行うのがおすすめです。

床下構造に問題があるケースとは?

築年数の古い家などで、柔らかいというよりも“沈む”という感覚があったり、軋む音が聞こえるような場合は、床下構造が劣化していたり、シロアリに侵食されている可能性があります。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、当てはまる場合は合わせて読んでみてください。

まとめ

いかがでしたか?柔らかいフローリングの謎が、これで解けたのではないでしょうか。
クッション性のある床を求める方はクッションフロアを、衝撃音が気になる方は遮音フローリングの採用をぜひ検討してみてください。

Pickup posts

Related posts