キッチンの“向きを変える”リフォームがしたい!費用相場と注意点まとめ
毎日使うキッチンは、その使い勝手に対し不満を持つことも少なくありませんよね。収納や電源の追加などであれば比較的安価にリフォームすることができますが、キッチンの「向き」を変えたい!という場合はどうなのでしょうか?
結論から言うと、キッチンの向きを変えるリフォームは費用が高額になりがち。また、そもそも移動自体ができない間取りとなっていることも少なくありません。
今回は、そんなキッチンの向きを変えるリフォームの費用相場、注意点をピックアップしました。
キッチンの向きを変えるリフォームのメリット・デメリット
そもそも、キッチンの向きを変えるリフォームにはどのようなメリットがあるのでしょうか。多くの場合、「壁付き型キッチンから対面型キッチン」、あるいは「壁付き型や対面型から、アイランドキッチン」に変更するケースが多いことかと思いますので、これらのメリットを中心にご紹介していきます。
まずはやはり、家族と向き合いながら料理ができることが挙げられるでしょう。壁付き型よりも対面型やアイランド型の方がやはり会話がしやすいので、家族間のコミュニケーション活性化に繋がるのが1つの魅力です。
また、導線の改善にもつながります。特にアイランド型の場合は、キッチンが独立しているのであらゆる方向に動くことができ、また家族みんなで調理なんてことも可能に。
とはいえ、デメリットもあります。キッチンが広々となる一方、リビングは圧迫されて狭くなる形になります。ダイニングテーブルなどのインテリアも踏まえ、本当に全体で快適な空間となるのかどうかしっかりと考えてから進めるようにしましょう。
費用相場と、リフォームができないケースについて
さて、気になるのはやはり費用面。キッチンの向きを変えるリフォームは比較的大掛かりで、60〜100万円程度の費用が必要となります。
また、キッチン本体は既存のものを移設することもできますが、やはりおすすめなのは設置する場所に合った新しい本体に変更すること。その場合は当然、本体費用が別途でかかってきます。
また、キッチンの移動ができないケースがあることも抑えておきましょう。キッチンは排水や換気口を通す必要がありますが、希望の移動先だと通すことができない、ということが少なくないのです。正確に言うと排水や換気口の配置ごと変更することも不可能ではありませんが、骨組みをのぞいてすべて解体するスケルトンリフォームとなり、費用が大幅に上がってしまうのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。憧れの対面キッチンやアイランドキッチン。決して安価ではありませんが、毎日使う空間を大きく変えられることから、費用以上の魅力を感じられることかと思います。排水や換気口の移設を伴う大掛かりな工事はできる限り避けることを念頭に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。