エアコンの室外機がうるさい?セルフクリーニングの方法を知ろう!

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ふいにベランダを掃除していたら、室外機からガタガタと音がしたり、激しく振動していることに気づいたことはありませんか?エアコンの清掃はこまめにしていても、室外機までは掃除が行き届いていないといった方も少なくないのでは無いでしょうか?
外に設置されている室外機は、室内に設置されているエアコン本体よりも、トラブルに見舞われる確率が高いともいえるため、エアコン全体の清潔のためにも注意しておきましょう。

この記事では、室外機の清掃に関する知識や、セルフクリーニングの方法などをお伝えしていきます。

 

室外機の掃除を怠ってしまうと、どんなことが起こるのでしょう?

室外機の掃除をしないまま放置すると、下記のようなトラブルが発生する可能性があります。

1. 冷暖房効率の低下
室外機のコイルやフィンが汚れが蓄積すると、熱交換効率が低下して、最悪の場合はエアコンが冷えなくなることも。そのため、エアコンが室内の空気を効果的に冷やしたり温めたりするのに必要なエネルギーが増加し、冷暖房の効果が低下します。

2. 電力消費の増加
冷暖房効率が低下すると、設定温度に達するためにエアコンが長時間動作する必要があります。これにより消費電力が増え、結果的に電気代が高くなってしまいます。

3. 過剰なストレスがかかり故障してしまう場合も
室外機の部品、特にコンプレッサーに過剰な負担がかかると、部品の摩耗や故障が早まる可能性があります。この結果、修理費用の増加や、エアコンの交換が必要になるリスクを高めます。

4. 運転音や振動の増加
室外機のファンやその他の動く部分に汚れが蓄積すると、動作音が大きくなることがあります。通常よりも運転音が大きい場合、不快感を感じることがあります。また、振動が激しくなることもあります。

5. 寿命の短縮
一般的に、エアコンは定期的なメンテナンスが行われていないと寿命が短くなります。特に室外機は、エアコンシステムの中でも特に外部環境の影響を受けやすいため、本体よりも故障のリスクは高いと言えるでしょう。

6. 水漏れ
ドレイン管が詰まると、凝縮水が適切に排水されず、水漏れが発生することがあります。また、冷却過程で低温環境での使用時に霜が解けず、水漏れの原因になることがあります。

 

そもそも室外機の役割ってなに?

室外機を、単なる空気の出口と思っていませんか?室外機は、冷暖房をおこなううえで中心的な役割を果たす、とても大切な役割をもっています。

1. 熱の放出
室外機の主な役割は、室内から移動した熱を外部に放出することです。冷房モードの場合、室内機が部屋の熱を吸収して冷媒に移し、その熱を冷媒とともに室外機へ送ります。室外機にあるコンデンサー(熱交換器)は、冷媒から熱を取り出し外気に放出します。

2. 圧縮機の収容
室外機には圧縮機が含まれており、冷媒を圧縮して循環させる重要な役割を果たします。圧縮機は冷媒を高圧の状態に圧縮し、冷媒が熱を吸収しやすい低温・低圧の状態から、熱を放出しやすい高温・高圧の状態へと変化させます。

3. 冷媒の循環
室外機は、冷媒がシステム全体を循環するためのポンプ役割を担います。圧縮機によって圧縮された冷媒は、室内機の蒸発器で再び冷たくなるまで循環します。

4. 効率の向上
室外機の設計と機能はエアコン全体の効率に直接影響を及ぼします。例えば、室外機のファンはコンデンサーを通過する空気の流れを助け、熱交換プロセスの効率を高めます。

5. ヒートポンプとしての機能
ヒートポンプ型エアコンの場合、室外機は冷房時とは逆に、外の冷たい空気から熱を取り込み、それを室内に送る役割も担います。これにより、冬場でも効率的に暖房を行うことができます。

 

室外機の清掃をしよう!

エアコン本体の清掃に比べれば、室外機の清掃は思っているより簡単です!本体の掃除やベランダ掃除をする際は、下記の手順でできるだけセルフクリーニングを行いましょう!

1. 準備
清掃作業を行う前に、必ずエアコンの電源を切るようにしましょう。また、室外機の周囲に障害物が無い状態にしておきましょう。

2. 大きなゴミの除去室外機
の周囲や上部に溜まったゴミや葉っぱなどを取り除きましょう。大きなものは手で取り除き、細かな汚れはブラシなどで取り除くことをおすすめします。

3. フィンとコイルの洗浄
柔らかいブラシや掃除機のブラシアタッチメントを使用して、コイルやフィンに付着したホコリや汚れを優しく取り除きます。頑固な汚れやほこりは、低圧の水を使用して洗い流すことが効果的です。水圧が高すぎるとフィンを損傷する可能性があるため、注意するようにしましょう。

4. フィンブレードの清掃
室外機のファンブレードも汚れが積もりやすいので、柔らかい布やブラシを使って慎重に清掃します。

5. 再確認と乾燥
全ての部分を清掃した後、損傷や異常がないか確認し、自然乾燥させます。

6. 電源をつけてみる
完全に乾燥したことを確認した後、電源を入れて正常に動作するかテストしましょう。

※注意点
室外機は雨や直射日光など、外部環境に直接さらされるため、特に注意深く清掃する必要があります。コイルやフィンはデリケートな部分なので、損傷しないように優しく扱いましょう。
また、安全のために作業中は適切な保護具(手袋、ゴーグルなど)を着用することをお勧めします。

 

さいごに

日差しが気持ち良い日はよくても、雨の日や寒い冬は特に、屋外に出て掃除作業を行うのは気乗りしませんよね。でもエアコンが活躍する冬だからこそ、清潔な空気を室内に循環させたいものです。
どうしても面倒な方は、プロのクリーニング業者に相談してみるのもいいでしょう。

▼エアコン本体のセルフクリーニングはこちら

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