インターフォンを自分で交換するには?

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インターフォン(ドアホン)が突然鳴らなくなってしまった、なんて経験ございませんか?インターフォンの不具合の主な原因は、配線のトラブルや機器自体の老朽化です。

家庭用インターフォンの寿命はおよそ10年程度とされているため、もしも今お使いのインターフォンを10年以上使用されている場合は、そろそろ交換を検討するタイミングかも知れません。

一部のインターフォンはDIYで交換が可能ですが、電源直結式のように専門知識が必要なタイプも存在します。この場合、無理に自分で交換しようとすると感電や配線の不良を引き起こす可能性があります。 今回は、インターフォンを交換する際に注意すべきポイントについて解説していきましょう。

┃ 自分で交換できるインターフォン

DIYで交換可能なインターフォンは限られています。どのようなタイプなら自分で交換できるかを、事前に確認しておきましょう。

◯ 自分で交換できるタイプ

  • コンセントから電源を取るタイプのインターフォン
  • 乾電池式のインターフォン

これらのタイプは誰でも簡単に交換ができるタイプと言えるでしょう。

主に、

  1. 本体がネジなどで簡単に取り外せる。
  2. 室内側の親機が電源コード式または乾電池式である。
  3. 配線としてチャイムコードが使用されている。
  4. 集合住宅でオートロックや電気錠と連動していない。
  5. 熱感知器やガス警報器と連動していない。

    といった条件に当てはまることを確認してください。

◯ 専門資格が必要なタイプ

  • 電源直結式インターフォン

家の中を通る電線を直接接続して動作するタイプです。このタイプを交換するには、電気工事士の資格が必要です。資格がない状態で作業を行うと、法律違反になる可能性があります。

┃ インターフォンを取り外す方法

交換したいインターフォンが自分で交換できるタイプの場合、以下のような手順で取り外しを行います。

◯ 必要な道具

特別な道具はさほど必要なく、ドライバー(プラスorマイナス)と、新たに取り付けるインターフォン(電源コード式または乾電池式)のみで問題ありません。

◯ 玄関子機を外す

玄関子機を固定しているネジをドライバーで緩めます。その後、チャイムコード(配線)が切れないように慎重に取り外します。最後に、壁に取り付けられた台座(取付枠)のネジを緩めて取り外します。

引用:https://www.aiphone.co.jp/products/detached/replacement/howto.html

◯ 室内親機を外す

電源コード式の場合は、まずプラグを抜きます。その後親機を壁から持ち上げることで金具から外し、チャイムコード(配線)を外します。最後に、台座(金具)を押さえながらネジを緩めて取り外します。

引用:https://www.aiphone.co.jp/products/detached/replacement/howto.html

┃ インターフォンを取り付ける方法

新しいインターフォンを取り付ける際は、種類によって手順が異なります。

◯ 通常のインターフォンの取り付け

  • 玄関子機の取り付け

台座をネジ穴に合わせて壁に固定します。子機裏側の接続部分にチャイムコード(配線)を繋ぎ、しっかりと固定します。最後に、子機を台座にセットし、ネジでしっかりと固定します。

引用:https://www.aiphone.co.jp/products/detached/replacement/howto.html
  • 室内親機の取り付け

新たな台座を壁に取り付けたあと、親機裏側の接続部分にチャイムコードを繋ぎ、確実に固定します。最後に、親機を台座にセットして取り付けを完了させます。

引用:https://www.aiphone.co.jp/products/detached/replacement/howto.html

◯ ワイヤレスインターフォンの取り付け

ワイヤレスインターフォンは、配線が不要なため、より設置が非常に簡単です。

  • 玄関子機の取り付け

基本的には通常のインターフォンと取り付け方は同じですが、配線が不要なタイプのため、チャイムコード(配線)の先端をビニールテープで絶縁し、壁内に収納します。それ以外は同様に、台座をネジ穴に合わせて固定し、子機を取り付けます。

  • 室内親機の取り付け

室内親機の設置につきましては、通常のタイプと同様になります。

  • ワイヤレスインターフォン取り換え時の注意点

ワイヤレスインターフォンは設置が簡単で高性能ですが、設置場所によっては通信が不安定になる場合があります。

  1. 親機と子機の距離が遠すぎる場合。
  2. 鉄筋や鉄骨構造の建物の場合。
  3. 親機と子機の間に鉄板や断熱材がある場合。
  4. 無線LAN機器や電子レンジの近くに設置している場合。

こういったシチュエーションが考えられる場合は、注意が必要です。

┃ 最後に

できる限りコストを安く済ませたい、何でも自分でできるならやりたいというお考えの方であれば、上記を参考にご自身でDIYしてみてもいいでしょう。 ただし、インターフォンはどのタイプであっても精密機械です。簡易的とはいえ配線の接続も必要なものですから、失敗の可能性も考えなければいけません。 「自分でやるのは不安」や「作業が面倒」と少しでも思ったら、専門業者へ相談することをおすすめします。

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