インターフォンの音が聞こえない?
インターフォンの音が聞こえづらいという問題は、特に高齢者のいる家庭でよくある悩みの一つです。訪問者に気づかないことで不便を感じたり、防犯面での不安を抱えたりすることもあります。この記事では、インターフォンの音が聞こえづらい場合の原因とその解決策について詳しく解説します。
┃ 音が聞こえづらい原因と対策
インターフォンの音が聞こえにくい原因は以下のようなものが考えられます。
1.音量設定の問題
インターフォン本体の音量が低く設定されている場合があります。
インターフォンの音量設定を確認し、最大まで上げてみましょう。機種によっては、音量調整ボタンやダイヤルが背面や側面にある場合があります。
2.高齢者の聴覚特性
高齢者は加齢による聴覚の変化で、高音や小さな音が聞き取りづらくなることがあります。この場合、高齢者向けの専用インターフォンに交換することをおすすめします。
高齢者向けに設計されたインターフォンは、大音量のスピーカーを搭載していて、光や振動で訪問を知らせる機能や、聞き取りやすい音域のチャイムを採用しています。
3.設置場所の問題
室内親機が居住空間から遠い場合、音が届きにくくなります。親機の位置を生活空間に近い場所に移設するだけでも、音が聞こえやすくなるかもしれません。
4.機器の老朽化
長期間使用したインターフォンでは、スピーカーや配線の劣化による音量低下が起こることがあります。
┃ その他の対策
1.増設ベルの導入
増設ベルは、既存のインターフォンに接続して音を増幅したり、別の場所でも聞こえるようにするためのデバイスです。高齢者向けの対策はもちろん、音が聞こえにくい部屋や広い家、騒音が多い環境で特に有効です。
中には、光や振動で知らせる製品もありますので、聴覚障害の方にも便利です。
2.スマートフォン連動型インターフォンの導入
スマートフォン連動型インターホンは、インターホンにカメラや通信機能が内蔵されており、スマートフォンやタブレットと連携して操作・確認ができるデバイスです。外出中でも訪問者の対応や確認ができるため、利便性やセキュリティが向上します。
自宅のどこにいても、また自宅以外でも訪問者対応ができるため、来客に気づきやすく、その場にいながら配達員への指示やセールス対応ができます。録画もできることから、防犯性能も高いと言えるでしょう。
ただし、初期費用がやや高めであったり、Wi-Fi環境が必要だったりと懸念点もあることから、導入の際はプロに相談すると良いかもしれません。
┃ 最後に
そのタイプのインターフォンを初めて使う場合は、家族が一緒に操作方法を説明し、メモなどを用意しておくと良いでしょう。もちろん、バッテリーの交換や定期的なメンテナンスも大切です。
御本人はもちろん、離れて暮らすご高齢の親御さんがいらっしゃる方やご近所の方からも、防犯のために積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか?