家の床が沈むのはなぜ?原因と対処方法まとめ

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家の中を歩いているとき、床が沈んでいるような気がする・・・。はたして何が起こっていて、何をすれば直すことができるのでしょうか。
今回は、そんな床の異常事態の原因と、必要となるリフォーム内容について紹介していきます。

床が沈む原因は?

まず、床が沈む原因は何なのでしょうか。多くの場合は、床下の構造部分にあります。床下は根太(ねだ)、大引(おおびき)、床束(ゆかづか)、束石(つかいし)と呼ばれるもので構成されているのですが、このうちのいずれかが劣化している可能性が高いと言えるでしょう。また、シロアリによって床下が侵食されている場合や、あるいは床材の劣化でもろくなっているというケースもあります。
このように、床下が沈む原因はさまざま。その原因を確かめるには、どれだけの範囲が沈むかによって判断するなどの方法がありますが、自身で行おうとせず、リフォーム業者に依頼するのが無難です。
DIYで直せないのだろうか、と調べる方も多いかと思いますが、判断や施工を誤ったまま放置されてしまうと床が抜けてしまったり、最悪の場合、耐震性にも影響が出てしまいます。

必要なリフォーム内容と相場

では、床の沈みを直すために必要なリフォーム費用はどの程度になるのでしょうか。
こちらは、沈みの原因によって大きく相場が変わってきます。先ほどご紹介した床下の構造のうち、最も多いのが束石や床束の間の隙間が原因となっているケース。この場合は、数千円程度と非常に安価に修理することができます。次に多いのは、根太の上に貼られた仕上げ材の接着剤が剥がれているケース。こちらは少し費用が上がりますが、数万円程度で補修することができます。
最も最悪なのは、根太や大引の腐食。床の沈みが50センチ以上の範囲に及ぶ場合は、その可能性も考えなければなりません。このケースでは、腐食している木材を切り取り、代わりの木材をはめ込み、金具で固定する・・・という作業が必要。技術の必要な施工であるため、20〜30万円ほどの費用がかかってしまいます。
その場合、助けてくれるかもしれないのが、お住いの地域の自治体。基礎部分の腐食になると耐震性に影響が出る可能性があるため、自治体の制度と診断結果次第では補助金が出ることもあります。まずはリフォーム業者に連絡の上、そのような費用面についても相談してみると良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。床が沈むのは、床下からのSOS。放置したり、自身でなんとかしようとするのではなく、専門業者に依頼して快適かつ安全な家を取り戻しましょう。

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