ベランダにやってくる、ハトやカラスなどの鳥。フンなどの被害に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお住まいの悩みの解決策を紹介していきます。

鳥がもたらす被害とは？

ベランダに鳥が集まって起こる被害は、フンによる汚れだけではありません。健康リスクや生活環境など、さまざまな面で弊害が出てくる可能性があるため、しっかりと対策を行う必要があるのです。

フン害

鳥の糞は美観を損なうだけでなく、衛生的に問題があります。糞には細菌や寄生虫が含まれていることが多く、健康リスクを高めます。特に、糞が乾燥して粉塵となると、それを吸い込むことで呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があります。

騒音

鳥が集まることで、鳴き声や羽ばたきの音が発生し、特に朝早くや夜遅くに住民の生活を妨げることがあります。持続的な騒音はストレスの原因となり、快適な生活環境を損ないます。

巣作り

鳥がベランダに巣を作ると、巣材が散乱し、ゴミや害虫の発生源となることがあります。また、巣が排水溝を塞ぐことで、雨水がうまく排水されず、ベランダが水浸しになることもあります。

防鳥ネットでの対策

鳥の対策として、最も有効なものとしてはやはり、物理的に侵入を防いでくれる防鳥ネットが挙げられるでしょう。
防鳥ネットはベランダの手すりや天井に固定することで、鳥がベランダに入るのを防ぎます。ネットの目の大きさは鳥の種類に合わせて選ぶ必要があります。ハトなどの大きな鳥には2.5cm以下の目の大きさが効果的です。透明な防鳥ネットを使用することで、外観を損なうことなく設置できます。また、耐久性も高く、長期間使用できます。
費用としても数千円程度で購入できる、お財布の負担も少ない対策方法です。

その他の対策

景観などの面から、防鳥ネットには抵抗がある方もいるかもしれません。
鳥よけ対策は、防鳥ネット以外にもさまざまな方法がありますので、紹介します。

鳥よけスパイク

手すりや窓枠に取り付けることで、鳥が止まれなくなります。スパイクは透明なものを選ぶことで、外観を損なうことなく設置できます。

反射材の使用

CDやアルミホイルを吊り下げて光を反射させることで、鳥を驚かせて寄り付かなくさせます。ご自宅にあるもので簡単に対策をするなら、この方法がベストでしょう。また、市販の反射材も効果的です。

超音波装置

鳥が嫌がる超音波を発する装置を設置することで、鳥を遠ざけます。人間には聞こえないため、生活に支障をきたすことはありません。

匂いスプレー

鳥が嫌がる匂いのスプレーをベランダに散布することで、鳥を寄り付かなくさせます。定期的な再散布が必要ですが、手軽に使用できます。

フェイクの鳥

カラスや鷹などの天敵の模型を置くことで、鳥を驚かせて寄り付かなくさせます。リアルな造りの模型を選ぶと効果が高まります。

まとめ

鳥による被害を防ぐためには、早めの対策が重要です。防鳥ネットや鳥よけスパイク、反射材、超音波装置、匂いスプレー、フェイクの鳥など、さまざまな方法を組み合わせて効果的な対策を実施しましょう。快適な生活環境を保つために、適切な鳥よけ対策を行うことが大切です。